風流夢之会

　雪の残る杉林の山道を歩いていた。するとどこからか、定期的に変な音が聞こえてきた。不思議に思って、音のするほうに歩みを進めた。音の正体は、だれかがあつらえた鹿脅（ししおどし）であった。今まで気が付かなかったのは、雪が凍っていて、止まっていたのだろう。雪解けに伴って、動き始めたのだ。その音は、べっ、べっという、間抜けなものだった。竹筒を受け止めるところが、鉄パイプで、その下がステンレス板なので、こんなに情けない音になったのだ。京都の名園に響き渡るような、乾いて甲高い音とは大違いなのだった。
　別の日、田んぼの中をサイクリングしていると、かなり大型のラジコンヘリを操縦している人たちがいた。面白そうだったので、近づいていった。そうすると、責任者のような人が近づいてきて、危ないので、もう少し離れてくれといわれた。何をしているのですかと質問すると、農薬を散布するヘリコプターの、操縦技術の訓練をしているのだという。田んぼの中に、何本もの旗が立てられており、特定の旗の上でホバリングして、その旗をはためかすことができるよう、練習しているようだった。
　春めいてくると、いろいろ、新しい発見があって楽しいものだ。

　北陸本線の、市振の駅で降りる。降りたのは(乗ったときも)、俺一人。
新潟と富山の県境にある、日本海のすぐそばにある、無人駅である。
気取ったやつなら、名も無き駅、などというのだろう。ここから東に、天下の難所といわれた、親不知がある。車や電車なら何度も通ったことがあるのだが、現代、徒歩による通行は可能なのか。実地調査をすることに。ネットで調べれば、すぐに分ることなのだろうが、アナログ人間は、実際に行ってみないと気がすまないのだ。
　駅を出ると国道8号で、少しいくと旧道と分れる。そこを辿ると、市振宿桔梗屋跡がある。芭蕉が奥の細道で、タイトルの句を詠んだ所だ。さらにいくと、ふたたび国道8号と合流し、国道はトンネルになり、その脇の崖の上に、歩道が続く。手すりの下は、断崖である。足がすくむ。さらに進むと、突然行き止まりなっていた。だったら、初めから書いて置けよ。
　しかたが無いので、海岸に下りて、ヒスイを探す。海の色はヒスイ色だったが、WIN5を当てるくらい、見つけるのは難しいようだ。誰もいないプラットフォームで、海を眺めながらビールを飲む。至福の時間である。　　明日の午後は、町内会の会議でつぶれるので、前日予想。阪神大賞典、頭はゴールドシップだろうが、デスペラート、ベールドインパクトで2着3着とくるのか。人気はそうなるのだろうが、狂風は荒れると読む。
1着固定の、3連単総流し。60倍以上なら御の字だ。
　それはともかく、今日の中山はぞろ目の日だった。1Rの8－8で始まり、12Rの4－4まで全部で、5Rそれがどうしたといわれてもも困るが。

　今週の駅弁。「津軽雪国　海鮮ずし」。カニ・うに・いくら・紅鮭が入った豪華版。美味、しかし痛風が恐ろしい。
　株が上がったと、世の中はしゃいでいるが、儲かるのは、麻生さんや鳩山さんといった大株主だけなのではないだろうか。俺の周りには、株をやるような、品の無い人物はいないから、浮かれるようなやつはいないなあ。
　先日、今年度最後の町内会の役員会があった。そこで、文教部長手当てとして、二万円渡された。ボランティアのつもりだったのだが、ありがたくいただくことにした。この二万円は、桜花賞と皐月賞で、一万円ずつ公開買い付けをすることにする。乞うご期待。
　来週末、風流夢之会、春季恒例祭を執り行ないます。皆さん、奮ってご参加を。
　明日は今年初めて、海までサイクリングの予定なので、今週も前日予想。先週のメインと同じく、今日も、キズナ、フェノーメノといった実力馬がきっちりと、勝ちあがってきた。高松宮記念、ロードカナロアの軸は揺るがないだろう。圧倒的な一番人気は勝てないというジンクスがあるのは、事実だが、彼なら大丈夫だ。１着固定の3連単。競馬に絶対は無いので、カナロアを外した、馬連を押さえに。
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