風流夢之会

　かつて、清水成駿の一馬のコラムに「酒は何を飲むかではなく、誰と飲むかだ」という名言があった。ここに付け加えたい言葉がある。「酒の肴は競馬新聞があればいい」。
　今、贅沢はできない。予想も絞ろう。
　日経賞は、ローズキングダムの底力を信じて、⑨を頭に①④⑤⑦に。
　阪神での中山牝馬Ｓは、同日に２つの重賞勝ちという記録を期待して、武豊騎乗のアプリコットフィズから。⑩を頭に③⑬⑭⑮へ。
　ひょっとして、福永が２つ勝ったりして。

　野菜から魚。風評被害には困ったものだ。生きていくということは、常にリスクとの戦いであるはずなのに、何をそんなに恐れるのか。冷静になり、健全な判断力を保持したいものだ。ただ、予想において冷静な判断は本当に難しいね。
　阪神牝馬Sは芝1,400ｍにまたまた挑んできたスプリングサンダーに期待しよう。④を頭に③⑦⑪⑮へ。牡馬との戦いで揉まれてきたプロヴィナージュの力は牝馬の中では上位かもしれない。③からも押さえておくことにしよう。
　ニュージーランドTは、やはり朝日杯組の力が上位ではないか。休養明け２戦目のグランプリボスから狙うのが正当だろうが、バクシンオー産駒の1,600ｍと乗り替わりがどうも気になる。ここは、休養明けでもリアルインパクト、こちらも乗り替わりだが、内田の腕に期待する。⑯を頭に②④⑤⑰で。

　一週間前に書いたコラムは次のような内容であった。
　「桜も咲き、クラシックの幕開けだというのに、今年は予想していても高揚感がない。イチローが１億円、石川遼が今シーズンの賞金全額を寄付すると言っているのに、自分は肌寒く薄暗い部屋の中で被災地支援競馬、競輪に電話投票するくらいである。桜花賞はレーヴディソールの力が頭抜けている。稀代の名牝に育ってほしい。出遅れぐらいは想定内だが、落馬や出走取消などの想定外の事態だけは起こらないことを祈るのみである。」
　想定外になった桜花賞。ホエールキャプチャ陣営にとっても、レーヴディソールの取消は想定外のはずだ。実力はレーヴに次ぐが打倒する目標がなくなってしまったのが却って怖い。
　ここは、レーヴと同厩で桜花賞に抜群の相性を誇るアンカツのマルセリーナ⑧から⑦⑬⑭⑯⑰へ。もう一頭の同厩馬岩田騎乗のトレンドハンター⑰から⑦⑧⑬⑭⑯も押さえておく。３連単ももちろんこの２頭から買っておく。
　マーチSもアンカツに乗り換ったタガノジンガロ④から⑤⑥⑦⑪へ。穴ならハンデに恵まれた、岩田アドマイヤシャトル⑪から④⑤⑥⑦へ。
　どちらか一つでも当てて来週も支援競馬・競輪に参加したいのだが。